今回はNodeのクラウドIDEのCloud9を紹介します。前のエントリーでNideを紹介しました。Nideはシンプルで美しいIDEでしたが、Cloud9は高機能でさらに美しいIDEです。
Cloud9は、クラウド上で様々な操作ができます。無料でエディタ、デバッグ、バージョン管理etc、、、作ったらボタンひとつで公開までできてしまいます。有料にすれば、チーム開発環境、プライベート開発環境も構築できます。
Cloud9 IDEは、ソースコードで公開されています。せっかくですからこの高機能で美しいCloud9 IDEをローカル環境に構築してみましょう。
システム環境
- Mac OS X Lion
インストール手順
gitからダウンロードします。
$ git clone git://github.com/ajaxorg/cloud9.git Cloning into cloud9... remote: Counting objects: 30583, done. remote: Compressing objects: 100% (10271/10271), done. remote: Total 30583 (delta 19499), reused 30083 (delta 19087) Receiving objects: 100% (30583/30583), 61.91 MiB | 149 KiB/s, done. Resolving deltas: 100% (19499/19499), done. $
cloud9/binディレクトリに移動して、cloud9.shを実行します。
$ cd cloud9/bin/ $ sudo ./cloud9.sh Password: (サブモジュールのダウンロードとインストール) > ./build.sh (ビルド)
気長に待つと、、、
Cloud9のロゴが表示され、ブラウザが起動します。
ダイアログの×ボタンを押して全体を見てみましょう。
左側にプロジェクトファイル一覧があります。ルートディレクトリが「cloud9」になっています。これはCloud9そのもののプロジェクトになります。
一旦ブラウザを閉じて終了しましょう。
ターミナルが終了しない場合はControl+Cで終了します。
Project root is: . Trying to start your browser in: http://127.0.0.1:3000 Running user disconnect timer... ^C$
プロジェクトを指定して起動してみましょう。プロジェクトのあるディレクトリを指定するには-wオプションを使います。前のエントリーで書いたマウスを共有するアプリです。
$ ./cloud9.sh -w ~/Dropbox/Projects/node/mouse_share/ (ロゴ) Project root is: /Users/inouetomoyuki/Dropbox/Projects/node/mouse_share/ Trying to start your browser in: http://127.0.0.1:3000
指定したプロジェクトで起動しました。
早速実行してみましょう。ポート3000はCloud9 IDEが使っていますので、8888などに変更しておきます。
app.js (30行目付近)
app.listen(8888);
上のメニューバーのDebugボタンをクリックします。
アプリが起動します。
下のOutputにNodeの実行結果が表示されています。どうやら上手く起動しているようです。
ChromeとSafariで http://127.0.0.1:8888/ にそれぞれアクセスします。
きちんと動作しているようです。
一旦Stopボタンでストップして、ブレークポイントを置いて実行するとこんな感じでデバッグも可能です。
Control+Spaceもコード補完もできます。
もはやブラウザであることを忘れてしまいます。
この完成度に震えが止まりません。衝撃です。革命です。Cloud9 IDEはNode開発環境のデファクトスタンダードになるでしょう。
関連ページ
バージョンアップで最高に美しい!NodeのIDE「Nide」を使ってみよう。
0 件のコメント:
コメントを投稿