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2012年1月31日火曜日

この完成度に震えが止まらない!Node.js史上最高のIDE、Cloud9をインストールしよう。

今回はNodeのクラウドIDEのCloud9を紹介します。前のエントリーでNideを紹介しました。Nideはシンプルで美しいIDEでしたが、Cloud9は高機能でさらに美しいIDEです。

Cloud9は、クラウド上で様々な操作ができます。無料でエディタ、デバッグ、バージョン管理etc、、、作ったらボタンひとつで公開までできてしまいます。有料にすれば、チーム開発環境、プライベート開発環境も構築できます。

Cloud9 IDEは、ソースコードで公開されています。せっかくですからこの高機能で美しいCloud9 IDEをローカル環境に構築してみましょう。

システム環境

  • Mac OS X Lion

インストール手順

gitからダウンロードします。

$ git clone git://github.com/ajaxorg/cloud9.git
Cloning into cloud9...
remote: Counting objects: 30583, done.
remote: Compressing objects: 100% (10271/10271), done.
remote: Total 30583 (delta 19499), reused 30083 (delta 19087)
Receiving objects: 100% (30583/30583), 61.91 MiB | 149 KiB/s, done.
Resolving deltas: 100% (19499/19499), done.
$

cloud9/binディレクトリに移動して、cloud9.shを実行します。

$ cd cloud9/bin/
$ sudo ./cloud9.sh
Password:

(サブモジュールのダウンロードとインストール)

> ./build.sh

(ビルド)

気長に待つと、、、

Cloud9のロゴが表示され、ブラウザが起動します。

ダイアログの×ボタンを押して全体を見てみましょう。

左側にプロジェクトファイル一覧があります。ルートディレクトリが「cloud9」になっています。これはCloud9そのもののプロジェクトになります。

一旦ブラウザを閉じて終了しましょう。

ターミナルが終了しない場合はControl+Cで終了します。

Project root is: .
Trying to start your browser in: http://127.0.0.1:3000
Running user disconnect timer...
^C$ 

プロジェクトを指定して起動してみましょう。プロジェクトのあるディレクトリを指定するには-wオプションを使います。前のエントリーで書いたマウスを共有するアプリです。

$ ./cloud9.sh -w ~/Dropbox/Projects/node/mouse_share/

(ロゴ)

Project root is: /Users/inouetomoyuki/Dropbox/Projects/node/mouse_share/
Trying to start your browser in: http://127.0.0.1:3000

指定したプロジェクトで起動しました。

早速実行してみましょう。ポート3000はCloud9 IDEが使っていますので、8888などに変更しておきます。

app.js (30行目付近)


app.listen(8888);

上のメニューバーのDebugボタンをクリックします。

アプリが起動します。

下のOutputにNodeの実行結果が表示されています。どうやら上手く起動しているようです。

ChromeとSafariで http://127.0.0.1:8888/ にそれぞれアクセスします。

きちんと動作しているようです。

一旦Stopボタンでストップして、ブレークポイントを置いて実行するとこんな感じでデバッグも可能です。

Control+Spaceもコード補完もできます。

もはやブラウザであることを忘れてしまいます。

この完成度に震えが止まりません。衝撃です。革命です。Cloud9 IDEはNode開発環境のデファクトスタンダードになるでしょう。

関連ページ

バージョンアップで最高に美しい!NodeのIDE「Nide」を使ってみよう。

参考

大津谷亮祐ブログ:Mac OS X Lion(10.7)にCloud9 IDEをインストール

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