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2008年11月3日月曜日

ファイル管理ソフトウェアのUI

ファイル管理ソフトウェアの開発をさせていただきました。

今回はUIを担当しました。
そこで感じたことを少々。
ファイル管理ソフトウェアといえば、WindowsならExplorer、MacならFinderになると思います。
これらのアプリケーションには、良いUIをつくるための基本要素がほとんど含まれていると感じます。

画面が左右に分かれていて、左側にはフォルダの一覧、右側にはファイルの一覧が表示されます。ユーザーはフォルダをダブルクリックしてフォルダ構造を潜っていき、目的のファイルを探すというのが基本形かと思います。

ですが、ファイル管理ソフトウェアは、GUIベースのOSが誕生してからの歴史が詰まったアプリケーションなわけです。
ですから、そのUIには他のアプリケーションを凌駕する考え抜かれたUIが多くあるのです。

たとえば、右クリック。どこでクリックしても選択したオブジェクトに対して今何ができるか、すぐにわからなくてはなりません。フォルダであれば、新規作成、削除、名前の変更。ファイルであれば開く、削除、名前の変更、選択したオブジェクトに合わせて使用できる機能を提供するのがキモになります。

「移動」はどうでしょう?オブジェクトの移動はドラッグアンドドロップでできなくてはなりません。
「削除」のダイアログは、ユーザにとって不要なモノかもしれませんので、「今後表示しない」ようにできなくてはなりません。
「検索結果」はどうしたらクリアできるでしょうか?

様々なアプリケーションでユーザーインターフェースを考える機会があります。そのとき、Explorerはどうか、Finderならどうかを考えると意外と使いやすいアプリケーションに近づくかもしれません。

最もユーザに直接触ってもらってテストを繰り返し、良いモノに近づけていくことが基本であることには変わりませんが。

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